ウルトラシリーズ ウルトラマンマックス 特撮

ウルトラマンマックス 第14話「恋するキングジョー」

およそウルトラマンと思えないタイトル。
上原御大チャレンジングすぎです。
て、タイトルは別の人が考えてる可能性もありますが。

ただストーリーは上原氏なので、やっぱりウルトラとは思えない痛い恋愛ドラマが展開していきます。
そう言えばリアルタイムでも赤面しながら見てたような(笑)。
「私飛んでます。大空を舞ってます」。
演じる方も恥ずかしかっただろうなw。
その様子を横から見てる恋敵ミズキ。
修羅場になるかとヒヤヒヤしましたが、事なきを得て一安心。

今回は前後編の後編ということで、前編の謎が少しだけ解けていきます。
忍者装束のなつみはゼットン星人が乗り移って操ったものでした。
でも、怪我はどうなった?
あれ?
それだけですね。
あ、事故もゼットン星人の自作自演でした。
普通に予想通りですが。

結局ゼットン星人は1万年前に地球に来てナノ遺伝子を人間に伝え、漸く自分が自在に操れる人間が
出来たから、宇宙から監視衛星を突破して強力な怪獣を二匹呼び寄せた。
しかしウルトラマンマックスとゼノンの前に敗北。
おまけに洗脳したはずのなつみに最後は斬られて惨死。
さすが上原先生、私のような小物が理解できるような脚本は書きません。

因みに本話は上原氏が最後に書いたウルトラシリーズの脚本。
氏のウルトラシリーズへの貢献は帰ってきたウルトラマンのメインライターなど数え上げればきりが
ありませんが、最後の脚本にしては意外性のあるものでした。
上原氏は本年1月2日にご逝去。
改めて上原氏のご冥福をお祈りします。

キングジョーについて一言。
弱すぎw
人間体から空を飛んだところまではカッコよかったのですが。
因みに私はキングジョーに戯れる子供たちのシーンを見て、ウルトラマンエースのブラックサタンを思い出しました。
あの時の脚本も上原氏でしたね。

今回は嫉妬に苦しむミズキの姿が描かれており、改めて二人の関係がクローズアップされます。
カイトはやや鈍感気味で、なつみともいい雰囲気でしたが。
2人の間に割って入ろうと金魚を飼って家を訪ねるミズキ。
いきなり妙なものを見せられ顔が引きつります(笑)。
浴衣のなつみに負けまいと何ともレトロな恰好までしますが、この辺のファッションセンスは理解不能。

なつみは見た目はモテそうなのですが、あまり恋愛経験がなさそうなのはやはり周りから奇異な目で
見られてきたからでしょうか?
ゼットン星人を倒したことにより、過去を吹っ切って幸せになって欲しいものです。
どうせならサブレギュラー化してミズキの恋敵として出て欲しかったところですが。

何か感想の大半がなつみ絡み。
それだけメインだったということですね。
ゲスト主役の回はあれど、2話続けてこれだけ出ずっぱりなのも珍しいです。
これで話が成立するのも演じる長澤奈央の魅力の賜物でしょう。
これがオリオン星人ミチルとかだったら目も当てられない出来になったと思われます(笑)。

「ゼットン。記憶の残すのもおぞましい敵。」
最後はこのトミオカ長官のこの名台詞でお別れしましょう。
ではでは。

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