ウルトラシリーズ ウルトラマンZ 特撮

ウルトラマンZ 第23話&24話

23話
ウルトラマンの能力を研究しウルトロイドゼロを完成させた防衛軍。
いやあ、遂に地球人の科学はウルトラマンを作り出すところまできましたか。
ヤプールも真っ青です。
しかもウルトラマンの能力を分析するとか、やってることがナックル星人じみてます(笑)。
まあ、いつまでも宇宙人に頼ってちゃいけないというのは初代マンの頃からの伝統なので正論ではありますが、もっとペンシル爆弾のような周りの被害が出ないような兵器は作れないのでしょうか?
やはり岩本博士が天才すぎるだけ?
ゴジラも倒してますし(それは別人w)。

ただ、本話で防衛隊が言ってるのはいみじくもユカが指摘したように人類が人類を守っているだけ。
地球にとっては人類は敵、害悪というのは、初代マンの後から出てきた価値観ですね。
長官の会見を銭湯で見ているジャグラー。
しかもラムネまで飲んでるし。
なんかよくわかんない演出です。

警備の仕事に就いて以来元気のないハルキ。
そんなハルキを励ますヨウコ。
本話ではヨウコが腕相撲に拘る理由が明らかになります。
しかし自分に腕相撲で勝てる人としか結婚しないって、プロレスラーとか
相撲取りみたいなのとしか結婚できないのでは?
基地に戻るヨウコの後ろ姿は何か嫌なことを予感させます。

一方怪獣研究センターのユカは怪獣たちがウルトロイドゼロに異常反応を
示していることに気が付き、クリヤマ長官に進言。
当然、セレブロに乗っ取られた長官は聞く耳を持ちません。
ウルトロイドゼロのパイロットに選ばれたヨウコは起動実験中に暴れ出した怪獣を倒すため出撃命令が下ります。
怪獣出現の報を聞いてゼットに変身するハルキ。
タッコングとゲスラでも二匹いると手ごわいですね。

デマーガを倒すために現着するヨウコですが、さらにゴメスとパゴスが出現します。
まさに怪獣総進撃ですね。
3対1はさすがに厳しい。
というか、ウルトロイドゼロは光波バリアーまで張れるのか。
ジェットジャガーよりは遥かに強そう。
ここでD4レイを使うよう命令する長官。
小倉久寛の大根気味の演技が異常さを強調します。

ここでタッコングたちを追ってくるゼットと合流。
ベリアロクの活躍で暴走状態が解ける二匹。
一方ヨウコは遂にD4レイを使用。
3体は木っ端微塵に砕け散った。
反動で気を失うヨウコ。
ウルトロイドもそのまま倒れてしまう。
ウルトラマン以上の力を手に入れたと喜ぶ作戦部長マイ。

ヨウコを助け出すゼットだったが、そこに遂に正体を現したジャグラーが登場する。
「見えるものだけ信じるなんて教えてない」。
よくわからないけど、カッコいいセリフ。
最近のウルトラマンはあまり見てないのでジャグラーは悪役かと思ってましたが、どっちにもつくジョーカー的な存在みたいですね。
ベリアルも単純には割り切れないし、最近のウルトラマンは勧善懲悪の世界観とはちょっと違うようです。
まあ、昔からそういう話ありましたけどね。
というわけで、24話へ続く。

24話
隊長の正体を知ってショックを受けるハルキ。
さらにジャグラーは突如現れたファイブキングと戦うためにゼッパンドンに変身する。
ファイブキングの中には長官に化けたセレブロが。
中の人同士が会話するとか戦隊ロボみたいですが、これは怪獣に憑依してるんですよね?
2人の宇宙人が狙うのは人類が作り出した最強兵器。
なんかどっちもどっちな気もしますが、その情熱だけは認めましょう。

しかしウルトラマンも含めて、こんなどうでもいいちっぽけな星のために
なぜ戦うのでしょうか?
クール星人みたいに人間は虫みたいなものだという宇宙人もいますが、
巨大宇宙人から見たらそっちの方が普通の感覚という気もします。
まあクール星人は巨大でも何でもないただの虫ですけど(笑)。
ハルキに昔自分が否定されたことを語るジャグラー。
天才の俺を誰も認めようとしない!
てことではないでしょうがw、動機が若干ひねくれてる気もします。

エネルギーの限界が来てファイブキングに敗れるゼット。
その背後からファイブキングの腹部を貫くゼッパンドン。
ファイブキングを倒したゼッパンドンはウルトロイドを持ち帰ろうとするが、
セレブロはハルキを人質に取りウルトロイドを返すよう脅迫する。
ウルトロイドを放してファイブキングに立ち向かうゼッパンドン。
ここでハルキを見捨てては今までのストーリーが台無しなので、当然の展開でしょう。
この辺にジャグラーの人間臭いところが垣間見えます。
そもそも自分を否定されたからと捻くれたり、超人というよりは
不完全な人間に近いですしね。

負傷したハルキは病院で寝込みますが、ヨウコは軽傷ですぐ戦列に復帰します。
しかしウルトロイドの再テストを長官と一緒に行うと聞いたハルキは
ヨウコを助けようと病室から出ようとします。
止めるユカ。
ただならぬ様子を察知したコジローはハルキをドライブに誘います。
この辺りの展開はちょっとセブン最終回ぽいですよね。

その頃セレブロが取りついたクリヤマは蛇倉が宇宙人でありストレイジのメンバーも宇宙人の可能性があると防衛隊のメンバーに知らせる。
抵抗するなら武器も使用してよいとクリヤマ。
いやあ、悪辣ですねえ。
しかし周りの人間たちもそろそろ長官の様子がおかしいことに気づけよと。

ヨウコと二人きりになった長官は遂に正体を現し、自分の目的をヨウコに告げる。
セレブロの目的は文明に恐怖を植え付け、文明に防衛の兵器を次々に作らせ、
最終的には自滅させる、文明自滅ゲームを楽しむことだった。
いや、愉快犯もいいとこですね。
というか愉快を通り越してもはや狂ってます。
セレブロもジャグラー同様何かのトラウマでもあったのでしょうか?

遂にヨウコに乗り移るセレブロ。
完全にホラーです。
というかエイリアンかと。
ここからのヨウコの演技は完全にトラウマ級。
テレビの前のお子様たちが腰を抜かしていないか心配です。

ユカから入った無線で、ウルトロイドが無許可で発進して
怪獣管理区域を襲っていることを知るハルキ。
コジローに車を止めるよう頼むハルキ。
「俺行きます」。
「行くって、お前」。
沈黙。
コジローの目を見るハルキ。
「そうか。行ってこい」。
「オス」。

今までウルトラマンが正体を明かすシーンを色々見てきましたが、
このパターンは初めてですね。
明かす相手が爺さんで(笑)、説明セリフもないんですから。
てっきり、「行くなハルキ」。
「ヨウコ先輩がピンチなんです」って展開を期待したのですが、
裏をかかれましたw。
しかし、これだけで事情を全部察知するバコさんっていったい何者?

最終決戦はデストルドスと一体化したヨウコとゼットと一体化したハルキとの対決。
一方ユカは長官を襲った容疑で防衛軍に捕まりそうになります。
その時謎の人物が防衛隊員を背後から気絶させ、ユカを助けます。
一方ゼットはデストルドスの放ったD4レイを食らい、大ダメージを受けます。
ゼットはこれ以上一緒に戦うと地球人のハルキの体がもたないという。
このシーンは完全に初代マンのオマージュですね。
この後急に場面が飛んで、ハルキは元ストレイジのメンバーと一緒にレジスタンス活動に。

いや、見せ場が多すぎて書ききれませんね。
次回も総力戦ですし、最近のウルトラはスケールがでかいです。
最終回は昭和のおっさんでも見るしかないでしょ。
ではでは。

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