デカレンジャー 東映 特撮

特捜戦隊デカレンジャー 第27話&第28話

27話
ジャスミン主演のコメディかと思いましたが、やっぱりジャスミン回は
シリアスですね。
デカレンは各キャラ分けがしっかりしてるだけに、主演エピソードの
作風も若干ワンパターンです。
今回はジャスミンと行動を共にするテツ。
これで全員の活躍を見ることになりますね。
今回も下に見てた地球署の刑事たちの努力や才能を見て感化されていく
テツの様子が描かれます。

今回のアリエナイザー、ミリバルは意外と強敵。
ヘルズたちを倒してもまだまだ強敵がいますね。
しかし、こいつも脱獄って、警備緩すぎでしょ。
あるいはアブレラが裏で手助けしてるのでしょうか?
ニワンデはその名前からすぐヤツデンワニを連想しました。
声も同じですし。
こちらはニワトリですが、見た目はアヒルというかダック系。
声が声だけにおふざけキャラだと普通に騙されましたね。
心が読めないという時点で只者ではないのですが。
ニワンデがジャスミンと2人に拘ったのは、その方が単独行動が
とりやすいからでしょう。

ニワンデが回転寿司やコインランドリーへ行く辺りはコメディっぽいですが、
ミリバルを見つけた後半からは一転シリアス。
ニワンデの話だとミリバルも身寄りのない孤児で元はいい奴っぽいですが、
ミリバルはそれまで何をしてたのでしょうか?
この世界に引き込んだのはニワンデということなので、一応それまでは
堅気だったということにしておきましょう。
まあ、孤児ではまともな仕事もなくできそうなのはヤクザの用心棒くらいの
気もしますが。
そういう境遇だからこそニワンデもスカウトしたのでしょうね。
ニワンデも底辺労働者から義賊ってパターンか?

ニワンデを信用して首輪の電流を解除して現場に向かうジャスミン。
警官としてはどうなんだというのもありますが、ニワンデなら大丈夫ってのは
視聴者にも伝わるので、問題ないでしょう。
それが本話のテーマですし。
ミリバルを射殺しようとするニワンデに立ちふさがり、自ら銃弾を受ける
ジャスミン。
この時のジャスミンの喘ぎ声が妙にエロい(笑)。
ジャスミンがニワンデの気持ちがわかったのはエスパー能力とは
関係ないですね。
悲しみを知る者として相手の心を理解し、命がけでも説得する。
ジャスミン主演回はそういうエピソードが多いです。

ジャスミンの負傷の言訳がディーショットが暴発してというものですが、
それじゃ整備してる人の立場がないような。
まあ、武器の整備は本人の担当なのかもしれませんが、明らかに嘘と
わかっても不問に付すボスがいいですね。
エンディングコント。
確かに今回ジャスミンとテツ意外は完全にモブでした。

28話
テツと各メンバーとのエピソードが一巡して、テツ本人のエピソード。
コピーキャットに檻の中の天才犯罪者。
完全に羊たちの沈黙等一連のプロファイリングものの影響ですね。
しかしいきなり自分の母親を思い出して感情的な行動をとりバンに
静止されるって、テツの設定がおかしすぎませんか?
それだけ両親が殺されたことがトラウマになっているということでしょうが、
その犯人は逮捕してますし、ここまで取り乱すのは変な気もします。

今回は特撮ヒーローものではお馴染みの再生怪人ネタですが、一人が
変身してるというのが特殊ですね。
しかも愉快犯というのがデカレンジャーらしいです。
今回のジェニオもアルカポ惑星に収監中とのこと。
連続してアルカポが出るのは狙いなのか単なる偶然なのか。
シリーズ構成的には連続しない方がいいと思いますが。
しかしテツはよくジェニオを逮捕できましたね。
ここのところトッキョウの威厳もへったくれもなかったテツですが、
ここはさすがと思わせました。

テツがジェニオに会いに行くのは捜査もありますが、実はかなり私情が
入ってます。
ジェニオの声は大御所声優の野田圭一氏。
私の世代だと一休さんの新右衛門さんが一番印象に残ってますね。
ジェニオは自分がテツの親の敵ということを知っていて、その時のことを
話させる代わりにあっさり犯人をテツに教えます。
後でわかることですが、これもジェニオの作戦でした。

ボラペーノに過去のアリエナイザーの細胞を提供していたのはやはりアブレラ。
アリエナイザーとの契約書から細胞を取るというアイディアは秀逸ですね。
ボラペーノが次はシェイクに変身するとわかり、マイラのマンションに
向かうバンとジャスミン。
マイラがまだあの時のマンションにいるというバンに対して、なぜ知ってると
ツッコミを入れるジャスミンが面白い。
確かにバンがストーカーぽいです。

テツに対してママの最期を知りたくないかとジェニオ。
ここのテツも完全に私情でジェニオの言うことに従います。
まあ、元々それが目的だったので当然ではあるのですが。
マイラのマンションに着くデカレンたち。
予想通りシェイクが現れます。
マイラは本筋に関係ないのでさすがに出ませんでしたね。
正体を現したボラペーノは名前の通りノッペラボー。
いや、こんな顔に生まれたら誰でも人生嫌になって犯罪に走りますよ(笑)。
パウチ星人って、みんなこんな顔なのでしょうか?
ボラペーノは網タイツしか着けてないため、やたらと身軽。
スーツアクターも動きやすそうでした。

ブリッツに変身してデカレンジャーを圧倒するボラペーノ。
と思いきや、あっさり技を破られ倒されます。
デカレンジャーの成長力は凄いですね。
ゴッドパウンダーまで復元したボラペーノに感心する仙ちゃん。
マニアって何のマニアでしょうか?
やっぱり仙ちゃんだけに犯罪マニアでしょうか。
ゴッドパウンダーもあっさりパワーアップしたデカレンジャーロボに
倒されます。
スワンさんのメカニックの腕前も凄いです。
当然ボラペーノはデリート許可。
で、一件落着かと思いきや、こちらは本筋ではないんですね。
この辺りの構成が巧みです。

ジェニオから両親の最期の様子を聞かされるテツ。
両親がジェニオに殺されたのは知っていたのですが、その時の話は
聞いてなかったんですね。
皮肉にも敵のジェニオに命を助けられていたテツ。
そしてその時の記憶が蘇ります。
そりゃ泣きますよ。
しかし、それを狙いすまして脱獄するジェニオ。
まさに天才的犯罪者。
テツ大失態ですが、どう解決するのか。
次回が楽しみです。

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