デカレンジャー 特撮

特捜戦隊デカレンジャー 第33話&第34話

33話
訓練生だから「サー、イェッサー」なんでしょうか?
「ロジャー」だと「了解」、「イェッサー」だと「はい、わかりました」。
身分の差を反映してるってことですかね。
テツ一人地球に残ってるのは、テツが地球署の刑事じゃないのでSWATの
訓練を受けられないから。
ちゃんとした理由があって残ってるのは上手い。
結局、あまり役立ちませんでしたけど。

ブンターの訓練は肉体鍛錬ばかりでしたが、狙いは精神的に
追い込むことなんでしょうね。
肉体面ではスペシャルポリスの5人にさほど問題ありませんし、
それを言い出したら女性のSWATなんて無理ですから。
女性2人はともかく、仙ちゃんがへばってたのが意外でもあり、
過酷さを強調してました。
バンとホージーはさすがです。
テツもこの2人と同じくらいの体力は当然あるでしょうね。

バンは得意の火の玉ぶりを発揮して一人だけ課題をクリアしていきますが、
それが宇宙一のスペシャルポリスになるための障害になってることに
気付かせるブンターはさすが名教官ですね。
最初は鬼教官のただの意地悪かと思って聞いてましたが、ドギーといい、
上に立つ人はちゃんと哲学を持っているのがデカレンジャーのいいところ。
ホージーは教官が遅れたときは教官の指示を優先しましたが、仲間が
遅れたときは仲間を見捨てませんでした。
基本は冷静なブルーキャラなんですが、友情に篤かったり、仲間思いだったり、
人間的に一番深みを感じさせます。
一番刑事ドラマの刑事っぽいのがホージーですね。

アブレラはギュータニウムが宇宙警察本部に移されたことを知ってましたが、
どこからの情報でしょうか?
宇宙警察にスパイでもいるのでしょうか?
ブンターの最後の課題は普通に実戦形式。
いくら特訓とはいえ実弾使って怪我までさせるのは相当ですね。
ここでバンが苛立ちます。
「だったら、もっと急げよ」。
これでは失格間違いなしですね。
宇宙一のスペシャルポリスになる夢を叶えさせようとバンを先に行かせる
ジャスミンとホージー。
2人は色々重いものを背負ってるからこそ仲間のことを考えられる。
2人のキャラが出てますね。

一方地球の方は、デカブレイクとデカマスターをもってしてもマッスルギアを
着けた2人に敵いません。
トッキョウの装備を上回るとは、アブレラも凄いものを売り出したものです。
もうヘルズ兄弟でも敵わないでしょうね。
自らは非力でもお金の力で裏の世界を牛耳るアブレラ。
結局アブレラを倒しても裏でマッスルギアや怪重機作ってる連中を
倒さない限り、事件はなくなりません。
一人の死の商人がラスボスというのがデカレンジャーの斬新なところですね。

一方最終課題クリア目前まで行ったバンはピンチに陥ります。
しかし誰も助けてはくれません。
仲間のありがたさを痛感するバン。
ここで漸くブンターの言ってた言葉の意味を悟ります。
「宇宙一のスペシャルポリスとはなんだ」。
「宇宙一のスペシャルポリスとは宇宙一のチームの一員になることです」。
デカレンジャーを象徴するセリフですね。
考えてみればブリッツとの戦いは全員一丸で勝ちましたから、バンは
潜在的にはそれに気づいてたはずなんですが、ここでそれを漸く
意識したのでしょう。
ブンターは結局実戦で彼らがどう判断し行動するかを見ていたのだと
思います。
あの犬のロボットはそれを報告する係ですね。

SWATモードは宇宙刑事感が強調されててかっこいい。
戦隊恒例のパワーアップイベントも特訓と装備のパワーアップという
普通の手順なのもデカレンらしさですね。
ただ、暗視モードとか今までなかったのかと驚きましたが(笑)。
デカレンのスーツは蒸着方式なので、意外と複雑な機構はなかったのかも
しれません。
SWATモードは最先端の技術でそういう細かい機構もデータ化できるように
なったということでしょう。
まあ、暗視ゴーグルくらい基地に備え付けて普通に持ってけよとは
思いますが。

自分を囮にしてホージーやジャスミンにゾータクを撃たせるバン。
正義は勝つ一辺倒からタクティクスを意識するようになったバンの成長が
大きいですね。
今までもチームプレイはしてましたが、基本はホージーの指示に
従ってただけでしたので、バンが自ら考えるようになったということを
強調したシーンなのでしょう。
マッスルギアの光学迷彩を打ち破る熱感知システム。
SWATモードでできることって、実は現在の科学でも全部できそうです。
アブレラとしては次は熱を遮断するシステムを追加するでしょうね。
ということで、チームは上意下達よりチームワークという当たり前の結論で
無事事件は解決しました。

34話
仙ちゃん主役回ということでハクタクさん再登場。
今回も仙ちゃんの正義漢ぶりと熱血が見られます。
初っ端から怪重機が出現するのもデカレンでは多いですね。
しかしアブレラは商売繁盛な気がするのですが、何でデカレンを目の敵に
するのでしょうか。
怪重機とか支払いは後払いなんですかね。
そりゃ購入者が死んでしまえば貰えるものも貰えません。
まあ、基本犯罪者に売りつけるんですから、手付金くらいは貰うとしても
残りの報酬は犯罪が成功しないと貰えないのかもしれません。
今回のような特殊なケースは一括で貰えそうな気もしますが、
実はローンとか色々事情はあるかもしれませんね。
あと、保険もあるようですから、やっぱり費用が嵩むのでしょう。

今回の被害者は無関係の市民1人。
でも、普段あれだけ街中でドンパチやってたら、それくらい日常茶飯事の
気もしますが(笑)。
目的のわからない事件ということでやる気を出す仙ちゃん。
最近仙ちゃんとウメコがペアになることが多いですが、本放送の時は
それが伏線とは思いませんでした。
「お金持ちのエイリアンゲットして玉の輿」。
いや、さすがにエイリアンとは結婚できないでしょ(笑)。
聞き込みの最初からいきなり犯人に突き当たる仙ちゃんとウメコ。
まあ、ドラマですから。
コロンボや古畑と同じく、しつこく聞くことで相手をイラつかせるという
手法は定番ですね。
相手が知能犯だと余計に色々喋ってくれますし。

ハクタク堂から漢方薬を盗むギン。
まさに泥棒猫(笑)。
爪で引っかいたり噛みついたり、結構乱暴ですね。
ハクタクさん再登場は意外でしたが、仙ちゃんとの結婚資金を
稼ごうとしてたとは。
嫌がる仙ちゃんですが、あの人間体美少女の姿ならいい気も
しますけど(笑)。
セレブたちは人殺しをスポーツと言ってましたが、人間が動物を
ハンティングするのと根は同じなんですよね。
食べるためならまだしもそれをはく製にして大物だと自慢したり。
999のロボット伯爵を思い出しますが、こいつらが特別異常者という
わけではないんですよね。
このシーンではアブレラの「バカ息子が」というモノローグが最高です。
さすが中尾さんです。

もんじゃ焼きをギンと食べるシーンでは仙ちゃんが子供の頃
貧しかったという話が聞けます。
まあ、もんじゃ焼き食べられるくらいなら貧しいというほどでは
ないと思いますが。
ギンの母親のためにハクタクさんに漢方を調合してもらうよう頼むと
仙ちゃん。
そりゃ仙ちゃんの頼みなら断れないでしょうしね。
ギンが拾った宝玉は実はハンティングの獲物を決めるためのものでした。
一応逆立ちして推理しますが、今回はあまり必要ありませんでしたね。
結局すぐ敵が現れてギンは撃たれましたし。

「貴様らは金持ちの皮を被った悪魔だ」。
仙ちゃんの怒り爆発。
なんか北斗の拳的展開です。
ここでちゃんと宇宙裁判所がデリート許可を出すのは公平ですね。
でも、執行する行政の方を動かせるのなら結局は無罪放免になりますが。
とは言っても、この状態では宇宙警察の上層部を動かす前に
デリートされますので、余裕もってたらダメだと思いますが。
というか、こいつらヌマ O まで動かせる力あるのでしょうか?
それともヌマ O よりさらに上を動かせるということでしょうか?
そんな奴らデリートしてしまったら地球署取りつぶしになりそう
ですけどね(笑)。

今回はイーガロイドが3体登場。
さすがセレブ、アブレラも大盤振る舞いですね(笑)。
マシンボクサーが一番速いという妥当な理由でギンをメディカルセンターへ
運ぶことになるテツ。
SWATモードの登場でテツの存在感がどんどんなくなっていきます(笑)。
イーガロイドも何回も登場してると雑魚化が進みますね。
SWATモード相手では一溜りもありませんでした。
今回はさらに販促のためか、デカレンジャーロボもSWATモードに合わせて
強化されます。
つかスワンさん凄すぎ(何回目だよw)。
デカウィングロボもなかなかカッコいいですね。
しかも最後はビッグマグナム(古い)に変形するとは。

死んだと思ってたギンは実は気絶してただけでした。
定番の胸に金属ですね。
今回はもんじゃ焼の小手でした。
ギンの手癖の悪さが命を救った展開はベタですが上手いですね。

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