39話
ウメコ主演の不条理サスペンスホラー。
いきなり全員が死んでるんですから、子供にはキツイ描写ですね。
トラウマになった人もかなりいたのではないでしょうか?
私もリアルタイムで見たときは夢なのはわかりましたが、どういう
展開になるかは読めませんでしたね。
今回はいつもコメディ担当のウメコがホラー担当というのが
意外性あります。
お風呂で目が覚めて夢が多重になっていくところも小さいお子さんには
キツイかったかもしれません。
しかしこの手の話になると虚無僧は定番ですね。
特撮界における虚無僧のイメージっておよそ悪役では(笑)。
いい役はMATの伊吹隊長くらいしか思い浮かびません。
ウメコに次々と襲い掛かる敵。
熊のぬいぐるみからバスの乗客までしつこくウメコをつけ狙います。
礼紋探偵社の貼り紙でジャスミンとの約束を思い出すウメコ。
偶然にしてはタイミングのいい貼り紙です。
ウメコの潜在意識が具現化したとでも解釈しておきましょうか。
何とか魂の行く先を聞き出すウメコ。
とうとう殺されるウメコ。
なかなかショッキングな映像です。
ここで現実の世界へ。
ウメコはミーメに魂を奪われて意識を失います。
しかし夢の中まで見ることができるジャスミンのエスパー能力は
やはり凄い。
ただしジャスミンがわかるのはあくまでヒントだけなので、
それを解読する仙ちゃんは必須なんですよね。
仙ちゃんはウメコと一緒に行動することが多いですが、ジャスミンの
ボケに突っ込んだり、意外とこの2人が付き合う線もあったんじゃないかと
思います。
ただ、今回の作戦は結果オーライではありますが、あまりにも無謀ですね。
さすがにボスが許可しないと思いますが、まあドラマですので。
メガロリアが静止衛星として発見されますが、静止衛星が多すぎて
怪重機でもバレなかったのでしょうか?
さすがにセキュリティが甘いような気がします。
MAC並みの監視網か(笑)。
ここからは普通の展開。
と見せかけて、ジャスミンが夢の中に取り込まれる展開は上手かったですね。
まあミラージュディメンションは都合よすぎですけど(笑)。
最後はツィンカムエンジェル大活躍で一件落着。
終わってみれば2人がカッコカワイイ回でした。
これほど序盤と終盤の雰囲気が違う回も珍しいです。
40話
テツの上司が来る話。
まあ、地球署でのテツの下っ端化は見てるこちらも悲しいものが
ありますし(笑)。
個人的に結構デカブレイク好きなんで、もうちょっとエリート状態を
維持して欲しかったんですけどね。
まあ、このキャラの方がいい人感があって、中の人のイメージにも
近そうですが。
トッキョウ扱いの事件を追ってきたデカブライトですが、テツの様子見も
兼ねていたと思われます。
今回のアリエナイザーは本体が炎という変わった奴。
しかし鏡の世界に入ったり、夢の世界に入ったり、本体が炎だったり、
顔がなかったり、生まれついての犯罪者みたいなのが多いですね。
ジャスミンのエスパー能力も大概ですが、ジャスミンが悪い道に
進まなくてよかったと思います(笑)。
デカブライトに話を戻しますが、ちゃんと名乗りがあるところは
さすがテツの上司。
しかし女性というのが意外というか、凄いですね。
リサティーゲルさん、棒読みではありますが、これまた美人。
テレサといいい、一々ゲストが美人揃いなのもデカレンの長所です。
まあレギュラーの3人も美人だし、子供向けでも手を抜かないところが
偉いです(笑)。
ウルトラセブンもゲストは美人女優揃えてましたし、特撮とは言え
侮れないんですよね。
まあ、お父さん対策もあるのでしょう。
トッキョウ扱いだから手出し無用というのは初期のテツを思い出しますね。
しかしリサさんかなり若く見えますが、テツの10歳上くらいでしょうか?
若いのに相当優秀な人間だと思われます。
まあ、宇宙人だから意外と年取ってる可能性もありますけどね。
いきなりテツを殴るリサ。
トッキョウは選ばれた人間。
実は正論なんですよね。
とにかく早く逮捕しないと被害は増えますから。
ただ口答えを許さない教育方針はさすがに部下の自主性を損なうような
気がします。
それも親心からなんでしょうけど、やっぱりケースバイケースで
行動できてこそ一人前という気もします。
テツを連れ戻すとリサ。
テツとしては戻りたくないでしょうね。
地球署は滅茶苦茶楽しいですから。
まあ、それが凶悪犯罪者と戦う上でマイナスになると危惧するリサさんの
気持ちもわからなくはないんですけどね。
地球だからこれだけノホホンとできるという見方もできるわけですし。
スワンさんのいつものティーブレイク作戦もリサさんには通用しませんでした。
さすが鉄の女(テツの女ではないw)という感じ。
まあ、テツの本当の性格を見抜いているからこそ、余計に厳しいという
可能性もありますが。
根は寂しがり屋でお人よしですし。
再び現れたコラチェクをデカブライトとともに退治に行くデカブレイク。
そこへ現れるデカレンたち。
しかしSWATモードでもコラチェクに敵いません。
SWATモード導入以来トッキョウの装備がチャチに見えてましたが、
さすがに今回はトッキョウに花を持たせた形。
にしても、これでいったん退場は弱すぎでは(笑)。
一方テツはコラチェクのために火傷を負った少女の救助を優先しました。
この辺りはテーマ的には理解できるのですが、さすがに理不尽すぎる行動。
お師匠さんを一人で行かせて救急車が来るまで付き添うのはやりすぎでしょ。
それこそバンたちは何してるのかと。
結局少女がコラチェクの秘密を目撃したことにより勝利するのですが、
脚本としてはかなり強引ですね。
そもそもそれくらいの情報をトッキョウが持ってないのもどうかと思います。
トッキョウ指定のアリエナイザーなのに。
哀れ一人で戦ったデカブライトはコラチェクの秘密の前に倒されてしまいます。
急にしおらしくなって、テツに敵の秘密を伝えることすらできないブライト。
まあ、テツの見せ場ですからね(いや、伝えろよw)。
今回はコラチェク特注の怪重機まで提供するアブレラ。
でも、コラチェクは大して金持ってないような気もしますが。
要は宇宙警察さえ倒せばいいということでしょう。
ここから炎を気合で克服する展開はテツが来た時の繰り返しですね。
最後はリサさんもわかってくれたようで、めでたく地球に残るテツでした。
この時期にこのエピソードを入れたことは意味あると思いますが、
ストーリーとしてはちょっとご都合主義すぎたかなという印象です。
さすがにこの時期になるとかなりやり尽くした感があって、やや強引な展開が
目立ちますね。
次回は仙ちゃん主役回。
これは期待できそう。
ではでは。