47話
いきなり女性が襲われるのはハードボイルドライセンスを思い出します。
現場で稲光が目撃されているというだけで昔の事件に思い当たる
ジャスミンとホージー。
よっぽど気にかけていたのでしょうね。
すぐピンときて2人に捜査を任せるボス。
ボスも責任感じてるのか察しがいいです。
地球署ができた当初からコンビを組んでたという2人。
とすると地球署って新しいですね。
それまではもっと広い管轄の署が担当していたのを、アリエナイザーが
増えたので新たに創設されたということでしょうか？
ドギーはその署の副署長クラスだったとか？
ドギーがジャスミンをスカウトした時ドギーは既に地球署のボスだったと
思われるので、入署順はギョクロウ、ホージー、仙、ジャスミン、ウメコ、
バンてことになりそうです。
ウメコは後から入った割にリーダーを自称するって相当強気ですね。
恐らく優秀な先輩たちに対するコンプレックスの裏返しなんでしょう。
テリーXは見た目が電線マンぽい。
まあ電気を扱う人だから同じようなものですが（笑）。
しかし、姿を消してた数年間何をしていたのでしょうか？
特に他の星で犯罪をしてたわけではなさそうなので、一度は足を洗ってたのかも
しれませんね。
テリーXにギョクロウのことを言われてぶちぎれるジャスミンとホージー。
ホージーは見た目に反して熱血なところがありますが、感情的になることは
少ないので意外なシーンです。
ジャスミンも同じく。
2人の過去について語り出す仙ちゃん。
でも、あの頃はデカスーツもなかったって、それは無謀過ぎでは。
アリエナイザー相手に武器がちょっとだけ強力な普通の刑事が戦ってたとか
危険すぎます。
特に地球人は貧弱ですからね。
ギョクロウみたいに如何にも強そうなレオン星人なら戦えそうですが。
案外デカスーツは地球人みたいな弱い宇宙人のために作られたものかも
しれませんね。
ギョクロウは3人の先輩で既にキャリアもあったようですので、地球署創設の
際にボスが連れてきたのかもしれません。
そこからは現地採用で地球人が採用されたってところでしょうか？
ギョクロウが2人を助けたとき仙ちゃんは何をしてたのでしょうか？
一緒に助けに行けなかった仙ちゃんも悔いが残りそうです。
ただ、ギョクロウの負傷はテリーXを倒すことより2人を助けることを
優先した結果なんですよね。
ちょっと人が良すぎたというか、後輩思いすぎたのが仇となった感じは
します。
おまけにテリーXも取り逃がしましたし。
珍しく頭に血が上ったホージーとジャスミン。
それを何とかしようと冷静に考えるバン。
単なるファイアーボールだったバンがチームのことを冷静に考えられるまでに
成長しました。
漸く主役らしくなってきたという感じですね。
テリーXの裏にはやっぱりアブレラがいました。
しかしプラズマXと聞くとパタリロを思い出します（笑）。
能力者じゃなくても乾電池にできるというフィルター。
原理はよくわからんが凄いもの持ってますね。
結局乾電池になるのは人間の体そのもので、能力の有無はテリーXが
干渉しやすいかという程度の話だったようです。
「恨むなら宇宙警察を恨め」とアブレラ。
盗人猛々しいとはこのことです。
今度はSWATモードでテリーXに挑むジャスミンとホージー。
当時と比べて遥かに強力な装備なのに勝てないって、テリーXが強いのか
2人の攻撃がまずいのか。
しかしレオン星人と同じ目に遭わせると偉そうなテリーですが、お前は
不意打ちしただけで実際負けてただろと（笑）。
まあ、それで2人を逆上させる作戦なんですけどね。
スワンさんにも呆れられるほど自分を見失うホージーとジャスミン。
らしくないですが、逆に人間らしさは見せてくれます。
ここでヌマ長官登場。
長官の羽をむしってギョクロウの居場所を吐かせるバン。
完全に犯罪行為ですが、やるときは無茶をやるというのはバンの魅力です。
それは次回に譲りますが、あっという間にギョクロウを見つけ出して地球に
連れてくる行動力は只者ではありません。
2人を宥めるにはギョクロウ本人に叱ってもらうのが一番。
それがベストなのはわかりますが、普通は次善策を考えるもの。
そりゃギョクロウもバンの行動力には驚きますよ。
そして何より仲間思いです。
「燃えるハートでクールに戦う」。
この2人がこのナレを回収するとは思いませんでした。
プラズマXのパワーで巨大化するテリー。
この時点で被害に遭った人が助からないのが確定しました。
デカレンジャーは結構容赦なく人が死にます。
まあ、アリエナイザーを死刑にするにはそれくらいの説得力がないと
いけませんし。
メカ戦になったら地球署は強い。
あっさりテリーをデリートします。
元気なギョクロウの姿を見て嬉しそうなジャスミンとホージー。
そしてSPDファイヤースクワッドにスカウトされるバン。
風雲急を告げる展開ですね。
エンディングコントではギョクロウに忘れられる仙とギョクロウに
肘打ちを食らわせるウメコが面白い。
すっかりカップルですね。
しかしデカレンジャー最大の謎はウメコがなんでスペシャルポリスに
なれたのか。
見た感じ重い過去もなければ特別な才能もなく、寿退社に憧れる
普通の女の子。
意外と親が警察官とかそんな単純な理由なのかもしれません。
デカレンジャーはもう1年やって各キャラを掘り下げて欲しかったですが、
次の20years afterでもいいのでやって欲しいです。
48話
テツがバンの後継者になる話。
テツの初登場の仕方があまりにエリート然としていたので、まさかバンを
継ぐとは思いませんでした。
第一話のタイトルが「ファイヤーボール・ニューカマー」。
そして今回が「ファイヤーボール・サクセション」。
今回でデカレンの人間ドラマはコンプリートですね。
第一話で転任してきた新人刑事が最後に異動していく。
刑事ドラマの王道って感じでいいです。
バンの気持ちに気付くテツ。
バンは最初ウメコにすら異物扱いされるほど、地球署で浮いてましたからね。
仲良くなったとはいえ、皆バンのことって意外と見えてません。
でもテツはバンに憧れて地球署に残ったからよく見てるんですよね。
この師弟関係なんかいいです（笑）。
ファイヤースクワッドへの異動を栄転と言うテツ。
トッキョウのテツらしいセリフです。
トッキョウの試験に合格したホージー、赤いトッキョウにスカウトされたバン。
この時点でテツのアドバンテージはほぼなくなりました。
自分のことを火の玉と言うバン。
冷静に自分のチーム内の立場を把握してるところが単なる火の玉とは
違います。
バンに捕まりそうになり、いきなり自殺する車泥棒のギレーヌ。
単に体を乗っ取られただけで不憫です。
ジェリフィスに体を乗っ取られるバン。
神経を共有するとか野蛮すぎです。
既に8つの星をココカプセルで水没させたというジェリフィス。
宇宙にはどれだけ滅んだ星があるのでしょうか？
ジェリフィスに協力するアブレラ。
もう商売よりも宇宙警察への復讐の方がメインですね。
ジェリフィスに乗っ取られたバンを攻撃できないデカレンたち。
バンは自分を撃つように仲間にいいますが、ホージーですら撃てません。
そりゃ生身のバンは撃てませんよね。
デカスーツだろうが結局一緒ではありますが、地球を守るためにはバンを
撃たないといけない。
何気に今までで最大のピンチです。
ウルトラマンタロウでドロボンの人質になった二谷副隊長を思い出しますが、
ウルトラの世界は死人が生き返りますので、こちらの方がよりシビアです
（結局死んでから生き返りますがｗ）。
「お前らそれでもデカか」とバン。
これが反対の立場でもバンは仲間を撃てるのでしょうか？
心臓が止まればバンの体を離れるというジェリフィスですが、一時的でも
そんなことできるのはテツだけですね。
バンでも同じことを考えるでしょうが、バンにその術はありません。
一応計算とはいえテツも思い切ったことをします。
ホージーはバンを殺さずともバンを助ける方法を探してるのでしょうが、
やっぱり情に脆いです。
恋人の弟を殺したり、自ら隕石に特攻しようとしたホージーですが、
何の罪もない、しかも相棒のバンを殺すのはさすがに躊躇します。
他の3人は優しすぎるのでそもそも無理ですね。
こういうところで冷静になれるテツは久々にトッキョウらしさを見せました。
そして地球署で身に着けた火の玉精神。
両者を兼ね備えたテツはバンの後継者として相応しいです。
そしてすぐさま乗り移ろうとする敵を撃退するのもさすが。
ところでテツって最初からバンの後継者になるプランだったのでしょうか？
当初からは予想だにできませんでしたが、考えてみれば地球に来てバンに
すぐ感化されてましたので、予定通りだったのでしょう。
テツを責めるウメコ。
いや、今はそんなことしてる場合ではなくて早くバンを蘇生させないと
間に合わなくなりますが。
この辺はドラマなので仕方ないですね。
バンが生き返って涙目のメンバーたち。
爽やかなシーンで好きなシーンです。
テツも含めて皆一体となりました。
ここでジェリフィスが怪重機に乗って登場。
詰めが甘いと叩かれるテツが気の毒（笑）。
スワンさんがデカマシーンを発進させるときの不自然なセリフは
この後の伏線だったんですね。
「ジェリフィスならこの程度」とアブレラ。
メカ戦になった時点で失敗扱いは酷いです。
お前が用意した怪重機だろと（笑）。
そして自分はちゃっかり強力なマシンで特攻。
スワンさんからの連絡でジェリフィスに止めを刺し損ねるバンたち。
しかしあれだけの少人数（メカ人間だけど）であっさり陥落するデカベースが
手薄なのか、やっぱりアブレラの力が凄いのか。
次週遂にクライマックス。
