デカレンジャー 東映 特撮

特捜戦隊デカレンジャー 第45話&第46話

45話
過去映像も入れつつ一応の新作にする今時の総集編は上手いですね。
いきなり宛名のない荷物を作戦室内に持ち込む仙ちゃん。
まあ、宛名があればいいというものでもありませんが、
バリコン爆弾(古いな)とかだったらどうすんだよ?
宇宙郵便ということで、さすがに金属反応や火薬反応くらいは
確認してると思われますが、中身を見てないのはどうかと思います。
結構不気味な人形でしたし。
これを触らせられるジャスミンは少し気の毒でした。

ここからはそれぞれの過去映像。
滅茶苦茶やるバン。
怒らせると怖い仙。
ホージーはジーバに恨まれてるのではないかとジーバに会いに行きますが、
ジーバはなぜかテレビの制作会社に転職してました(笑)。
そこへ送り主と思われる物体から攻撃を受けます。
彼女に近づくなというセリフから自分たちに気があると勘違いした
ウメコとジャスミン。
いや、こんな人形送る奴に好かれても嫌だろ(笑)。
「ウメコは罪じゃないから大丈夫」って何気に酷いセリフ。
ウメコは子供と動物、ジャスミンはオヤジキラー。

「署を捨てよ町に出よう作戦」。
さすがに寺山修司は子供はもちろん、保護者も知らないと思うぞ。
おとり作戦にノリノリのジャスミンとウメコ。
しかし3時間47分も歩くなよ(笑)。
つっこみどころ満載の緩い展開が続きます。
なぜか張り合う2人。
まあ、おっさんからは2人ともかわいいからいいんですけどね。
でも、子供はワケワカメでしょうね。

2人じゃないとしたらスワンさんということで、テツが変装して
スワンさんの振りをします。
いや、無理ありすぎだろ(笑)。
ここでストーカー登場。
あっという間にボスたちを縄で拘束。
このアリエナイザー無駄に強いんですよね。
実はホージーがジーバと戦った時に女装したテツに一目ぼれした
アリエナイザーと判明します。

テツがカツラを取って「俺は男だ」と言うのは、マリリンモンローの
「お熱いのがお好き」を思い出しますね。
さすがに完璧な人間はいないという返しではありませんでしたが、
アモーレ星人には男も女もありませんでした。
確かに女装しなくてもテツは綺麗ですからね。
「スワンじゃなくてよかった」と言うボス。
あくびする仙。
テツを見捨てて帰る仲間たち。
酷い(笑)。

ここで変身するテツ。
デリート命令も出てないのに必殺拳とか使っていいのでしょうか?
しかも必殺技は全て破られます。
まあ、最終的には強制わいせつとか迷惑防止条例とかで送検には
なると思いますが、日が暮れるまで放置されて気の毒なテツでした。

46話
仙とウメコが結ばれる話。
この終盤でこのエピソードを入れてくるとは思いませんでした。
しかし戦隊内のカップリングってこの時期多いですね。
アバレンジャーは戦隊内ではないもののブルーとエミポンのカップリングが
ありましたし、マジレン、ボウケンは内部でカップリングありました。
まあ、最近始まったジェットマンほど露骨なのはありませんけど。
とにかく仙ちゃんがかっこよくて、ウメコが健気でかわいい話です。

序盤からの菊地さんのテンション高い芝居がいいですね。
彼氏の写真をガラケーで見せられて迷惑そうな仙ちゃん。
内心複雑なところがありそうです。
そんなものには気を留めないウメコ。
「地味で変人」は酷い(笑)。
怪重機との戦いも猪突猛進そのもの。
まさに恋は盲目ですね。
この辺のバカ漫画的展開面白いです。

ウメコの相手はIT関係の営業マン。
待ち合わせ場所で携帯電話で如何にも営業マンという電話をするヒロノブ。
後でわかりますが、この電話の相手がアブレラなんですよね。
しかしウメコの理想を具現化した相手と言うことですが趣味が悪すぎ。
お子様のウメコはこういうあからさまに優しい男に簡単に引っかかって
しまうんでしょう。
そこがウメコのいいところでもあるんですが、やっぱりお子様すぎるかな。

ウメコとヒロノブのデートは水族館。
キャラソンまで流れてとても戦隊には思えません(笑)。
前回同様また人形が出てきますが、今回はウメコが心を込めた手作り。
前回の不気味人形とは違います。
しかし朝から気恥ずかしいシーンが続きますが、「おでこじゃなくてもいいよ」
って、もう子供向けではないです(笑)。
前回も恋愛話?でしたが、年末年始でちょっと箸休め的なエピソードを
入れた感じですね。
まあ、各メンバーの成長も描いたし、クライマックスの前にこういう話が
あってもいいと思います。

序盤の密輸怪重機から回収したのはマジックマッシュルームならぬ
サイコマッシュ。
ここでウメコの話とリンクさせるのが上手い。
マーフィーがウメコに飛びつくのを見て、ウメコの話を思い出す仙。
一方ヒロノブは本性を現わしてアブレラにサイコマッシュを調達するよう
直談判してました。
ここでさっきの電話と繋がるんですよね。

ヒロノブの正体に気付いた仙ちゃんはウメコにそのことを告げます。
色々状況証拠を指摘しますが、さすがにそれで信じろと言うのは難しい。
何しろ恋は盲目ですから。
でも、慎重な仙がここまで心配するってことは、やっぱりウメコのことが
好きってことなんですよね。
早く言わないと取り返しのつかないことになりますから。
ここでふらつくウメコ。
額の痣を見て疑惑は確信に変わります。

データベースを調べてスケコ星人マシューが犯人ということがわかります。
て、これほどわかりやすいネーミングもありませんね(笑)。
一方マーフィーの追跡もアブレラが送り込んだと思われるメカ人間により妨害。
バンたちも釘付けに。
仙ちゃん1人だけにする上手い(強引な)展開です。
逆立ちしておとり捜査を思いつく仙。
前回もおとり捜査してましたが、あまりおとり捜査をすると問題になるのでは?

マシューはウメコが刑事ということは知ってましたが、宇宙警察の一員と
いうのは知らなかったのでしょうか?
自分を追っている組織なんですけどね。
アブレラもウメコがターゲットになってると知ってたら、もっと強力したかも
しれません。
サイコマッシュをおとりにヒロノブを誘き出す仙。
そこへお約束通りウメコも到着します。
おとりのデカマシンを見て現場に来たということでしょうが、他のメンバーは
まだ釘付けのようです。

ここから結婚詐欺師らしく悪態をつき始めるマシュー。
デリート許可が出て銃を向ける仙。
ここで話す必要のないウメコの話を始めます。
よっぽどウメコを騙したことが許せなかったんでしょうね。
ウメコが送った人形を踏みにじるマシューを見て遂に仙の怒り爆発。
今までも怒ることが多かった仙ですが、今回は最大級の怒りでした。
変身せずに殴るのは男としてマシューを許せなかったから。
仙ちゃん、カッコいいです。
しかも銃弾を生身に受けてますし(一応防弾チョッキは身に着けてる
のでしょう)。

「ウメコが何も知らないうちにお前には消えてもらう」。
泣かせるセリフです。
ここでウメコ登場。
デカピンクに変身したウメコに命乞いするふりをして襲い掛かるマシュー。
スケコマシの手口ですね(笑)。
自らの手でマシューをデリートするウメコ。
ちょっと悲しい結末です。
ここで待ってたかのようにw他のメンバーも駆けつけます。
気丈に振舞うウメコを抱きしめる仙。
それを見守るしかない仲間たちですが、ハードボイルドライセンスと
違って温かいシーンなのが救いです。
ホージーの失恋は洒落になりませんでしたから。

あっさり失恋から立ち直るウメコ。
仙にときめくウメコのわかりやすすぎる演出はさすが子供向けです(笑)。
わかってる組とわからない組の対比もいいですね。
修羅場を数多く潜ってきたホージーはもちろん、ジャスミンも人の気持ちには
敏感です。
当然大人の2人は気付きます。
一方鈍感なバンとテツ(マーフィーはメカなので仕方ない)。
すっかりいいコンビになりました(笑)。
エンディングは皆揃って新年の挨拶。
こういう和気あいあいとした組織いいですね。
MATやMACと大違いです。

次回はホージーとジャスミンの過去の話。
ギョクロウがかっこいいんですよね。

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