ライブマン 東映 特撮

超獣戦隊ライブマン 第41話「透明人間、豪の告白!!」

ライブマン41話は風雲急を告げる展開。
正直ライブマンの脚本は今の目線からは強引なものが多いが
非情にドラマチックな展開は今の特撮にはないとも言える。
まさに昭和特撮の醍醐味ですね。

ライブマンのいいところは多々あるが、まず悪役のキャラが
立っているというのが一番に挙げられるであろう。
本話の幹部は最近の特撮ではあまり見られない顔出し幹部が
ほとんど。
パワーレンジャーとの兼ね合いで顔出し幹部が減ったと言われるが
これだけ灰汁の強い役者を揃える難しさもあるだろう。
まあ、ライダーは顔出しばっかりだけどね。

その中でもやっぱりビアス様のカッコよさは出色。
中田譲治氏といえば声優やナレーションで有名だが、本作では
大教授ビアスという何とも説得力のあるネーミングで
デビッドボウイばりのカリスマ性を発揮している。
やってることは極悪非道なんだが、やはり悪の首領はこうでなくては。
悪役が魅力的であるほど、ヒーローの魅力も増します。
しかも本作は元々は仲間同士が敵対してますからね。
ケンプ、マゼンダ、アシュラ、豪と皆キャラ立ちが凄いです。

まあ、本作全体の魅力についてはこれくらいにして、
本話を見てみましょう。
個人的に疑問に思ったのは、アカデミー時代、豪は丈と親友だったという
ことになってますが、果たして丈は豪のことをそこまで思ってたのか?
丈は気さくな人柄で誰にでも好かれるタイプだから、勇介やめぐみは
もちろん、友達は沢山いたと思われます。
一方豪は恐らく友達といえるのは丈だけ。
その辺複雑な心情もあったのかもしれませんね。

しかし豪はどう見てもひ弱でしかも親が教育ママ。
それなのにこの名前。
案外父親はワイルドなタイプでその反感から母親も豪をがり勉に
したのかもしれません。
このネーミングにどういう意味や狙いがあるのかは興味あります。

トウメイヅノーは何気に凄い能力だと思いますが、例のごとく
その力を生かし切れず敗北。
戦闘シーンはいつものバイモーションバスターからギガファントム
巨大メカ戦のルーチンで特筆するところはなし。
ただ、ターミネーターシュワちゃんそのもののガッシュもいいキャラですね。
そのルックスといい、かなり気に入ってます。

本話のラストはビアスが倒れて終わり。
一体何が起こったのか。
ここから最終回まで目が離せそうにありません。

ではでは。

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