ライブマン 東映 特撮

ライブマン 43話&44話

43話はギルドス退場編
44話はブッチー退場編です。
ネタバレもへったくれもないですが、この2人(2体)が実は宇宙人ではなく
ビアスの作ったロボットだったというのがわかります。

43話は定番の松葉杖をつく少年もの(そんなジャンルあるのか?)
最後は気持ちの問題で立ち上がるのもクララ的です。
自称天才ギルドスはビアスが作ったロボットながら自力でギルドズノーを
作り出すほどの力を発揮します。
これにはさすがにびっくりのビアス様。
しかし、陰でほくそ笑んでいる通り、全てビアス様の手のひらで遊ばれてるだけです。
実際ギルドズノーはゼロワンの最終回のハカイダー並みに弱いですからね(笑)。

しかし本人も今まで自分がロボットだったのに気が付かなかったなんて、
ちょっと鈍感すぎるのでは?
まるで隠球四郎(笑)。
ただ球四郎はコンコルドーに一矢報いたのに対し、ビアス教えてくれと悲痛な
叫びを上げながら爆発するギルドスは壮絶でした。
これ、ほんとに子供向けなのかよ(笑)。

続く44話は自分たちの出自を知ったブッチーが暴走を始めます。
ボーソーズノーと一緒に得意のローラースケートで街中を走り回るブッチー。
いや、ビルまで大破してるし、ブッチー凄いじゃん。
ギルドスよりも全然戦果は上がっています。
人間(ロボット?)自棄になるとやはり強い。
ところでBGMのパラダイス銀河は問題ないんだろうか?

「お前らに暴走族の気持ちがわかってたまるものダスか」とブッチー。
受験競争など教育問題をテーマにするライブマンですが、落ちこぼれの心情まで
掬い取るの芸の細かさ。
そんなブッチーの様子を見てめぐみの母性も刺激されます。
めぐみの歌に癒されるブッチーですが、300点も減点されてしまいます。
グレてテストの成績が落ちて暴れて最後は0点。
ブッチー哀れすぎます。
が、被害は甚大です(笑)。

一緒に踊ろうとめぐみ。
しかしそこにアシュラが現れてブッチーに0点の宣告をします。
さらに屑めと言い放つアシュラ。
その際ボウソウズノーのバズーカに頭をぶつけるのはご愛敬。

一方めぐみはブッチーと一緒に踊る約束を果たすため海辺の空地へ移動します。
しかし冷酷なビアスが起爆ボタンを押したため苦しみだすブッチー。
ブッチーはめぐみを巻き添えにしないため助けようとするめぐみを突き飛ばします。
ただ天才たちの競争心を煽るためだけに作られたロボットブッチー。
「あなたに会えただけでもよかったダスよ」とめぐみにいい残して爆死します。

泣き叫ぶめぐみ。
いや、ちょっと思い入れ強すぎでは?
ブッチーは人間一杯殺してる敵ですぜ、一応。
でも、罪を憎んで人を憎まずなのがライブマンたちのいいところ。
話は飛びますが、ゴーカイジャーのマーベラスも敵であるサリーが爆死しそうに
なったとき、助けようとしました。
現実社会ではありえませんが、特撮ヒーローものとしては模範的な展開ですね。

しかしめぐみはいつも泣いてますね。
森さんは乳姉妹で初めて知ったのですが(スクールウォーズはちょい役過ぎて記憶になし)
大映時代から泣きの芝居が多かった気もします。
乳姉妹ではゲキレンジャーレギュラーの伊藤かずえさんと姉妹役でしたが、いつか戦隊で共演して欲しいものです。
とにかく、大映出身だけあって泣きの演技が上手い。

最後に今回のツボ。
嘆き悲しむブッチーどこ吹く風で、銃の手入れをするガッシュ。
淡々とビアスの指示を実行するガッシュはまさにターミネーターそのものです。

さて、この2回でギルドス&ブッチーが退場。
後半に敵組織が一人ずつ脱落するのは戦隊では定番ですが、ライブマンの場合は
皆捨て駒みたいなものなので、かなり重いです。
教育問題とか社会問題を取り扱ってるのもあって、こう、心にずしんとくるのが
ライブマンの魅力でもありますね。

ではでは。

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